まずは、簡単にマナミさんのご経歴について教えてください。

私のキャリアとして一番長いのは音楽業界で、レコード会社の宣伝を７～８年ほどやっていました。その頃から、仕事やプライベートでモバイルサイトやWebサイトなども制作していました。

2019年頃に、音楽業界から離れて「何か新しいことを始めたい！」と思い、転職して2年ほどWebディレクターを経験しました。その後、BtoBマーケティングを2年ほど経験し、現在は個人でお仕事を受けながら、占い師としても活動しています。

HubSpotを使い始めたのは、いつ頃だったのでしょうか？

BtoBマーケティングを担当していた時でした。直感的な操作でWebサイトを作れるだけでなく、顧客情報収集、管理やメール送信などのマーケティング施策を一括で実行できるところにとても興味を惹かれました。

もちろん世の中にはHubSpot以外にも、マーケティングや営業などに特化した様々なサービスがありますが、いざWebサイトを立ち上げてマーケティング施策を行おうとすると、複数のサービスを組み合わせることがまだまだ多いと思います。オールインワンのHubSpotであれば、「これをやりたいな」と思いつく機能がほとんど揃っています。それが私にとって非常に驚きでした。

確かに、Webサイトの構築からマーケティングや顧客管理まで、すべての機能が揃ったツールはあまり多く見かけないですね。

そうなんです。HubSpotを活用する中で、特に自動でマーケティング施策を実行するためのシステムを作るワークフロー機能は、細かい仕掛けづくりができて面白いですね。例えば、メルマガの途中でCTAをクリックした人と最後にCTAをクリックした人を分けて、別々の施策を打つなど。お客様のアクションに対して、どのような次の一手を仕掛けていくのかを考えながら構築していく作業が楽しいです。

占い師として独立後、なぜ個人でもHubSpotを使い続けようと思われたのでしょうか？

HubSpotが一番使い慣れているというのが大きな理由です。もともと占いに関しては、Webでの集客を前提に考えていたので、まずお申し込みフォームが必要だと考えました。
フォームならGoogleフォームなど、無料で利用できるツールはいろいろありますが、そこで集めた個人情報をメルマガ送信などに活用しようとするとき、いったんExcelに落とす必要があったり、ファイルの管理をどうするのか別で考える必要があります。

このように、情報が分散してしまうことが正直面倒だと感じてしまって。ふだんから慣れているHubSpotでお申し込みフォームを作れば、顧客情報の管理もメルマガ送信も一括でできるので楽だなと思い、軽い気持ちで使い始めました。

なかなか個人でHubSpotを使っている方はいないのですが、便利ですよね。HubSpotは、無料版を使っていますか？

はい。本当はワークフロー機能を使いたいのですが、無料版ではそこまでできなくて...。Starterプランの導入を検討していますが、無料のプランでどこまで活用できるのか一旦試しているところです。現在は、HubSpotを使ってランディングページとお申し込みフォームを作成し、顧客情報も管理しています。

小規模なビジネスを運営されている方向けに、HubSpotではStarterプランも展開しています。とはいえ、無料版でも顧客管理に使える機能が十分に揃っているので、スモールビジネスを運営されている個人や企業などでも、どんどんHubSpotの活用が広まっていってほしいですね。

そうですね。仕組みを理解するまでは少し難しいかもしれませんが、一度HubSpotを使いこなせるようになれば、これほど便利なツールはありません。私も、前職でHubSpotを使っていた時は、様々な部署の方に「HubSpotをもっと使いこなしましょう！」とよく宣伝していました（笑）。

個人事業を営んでいる方はもちろん、ベンチャーや組織内の部署単位など、少数精鋭の組織にこそ導入をオススメしたいですね。

現在、占いの集客はどのようにされているのでしょうか？

お申し込みフォーム付きのランディングページを用意し、SNS経由で集客しています。ドメインなどもまだ設定していないため、ブログも外部サービスを利用しています。

今後はもう少しコンテンツを充実させようと考えているのですが、HubSpotをもっと活用するアイデアはありませんでしょうか？？

マナミさんはnoteで記事をたくさん書かれているので、そういったコンテンツをHubSpotのブログ機能で公開していくのも一つの手かもしれません。

なるほど。ランディングページから徐々に、HubSpotをベースとしたWebサイトに作り変えていくイメージですね。

そうですね。HubSpotでしっかりとWebサイトを作るのが良いと思います。最近取り組まれた集客の施策などはありますか？

占いの集客において、宣伝も兼ねて無料でお試し的な占いを提供することがあります。そこで、単純に無料で占うだけでなく、HubSpotのフォームで個人情報を入力いただいたうえで占いの結果をお送りするという施策にしたんです。その時入力いただいたメールアドレスにメルマガを配信しています。もちろん、占いがお好きな方が多いので、メルマガも魅力的なコンテンツになるよう努力しています。
このような企画も充実させて、お客様にも楽しんでいただきながら集客を強化していきたいと考えています。

フォームやメルマガ以外でも活用されていますか？また、今後活用したい機能などありますか？

オンラインストア（BASE）の顧客情報管理にも使用しているので、たとえば商品などを購入されてから2週間くらい経った方にフォローアップのメールを送るワークフローを組んだり、もっと活用したいのですが、顧客情報を保存できるカスタムプロパティが無料プランだと10件しか設定できないので、いまのところは制限の中でうまくやりくりしています。
いつかBASEさんとも連携してくれないかな、と密かに期待しています（笑）

今後もHubSpotを使っていきますか？

そうですね。自分が一番使い慣れていますし、思いつくほとんどのマーケティング施策はHubSpotで実行できるので、これからは有料プラン契約も視野に入れて使い続けたいですね。

占いはいつ頃から始められたのでしょうか？また、占い師はどうやってなるものなのでしょうか。やはり、弟子入りしたり、独学で学ばれたりするのが一般的ですか？

本格的に占いを始めたのは、今年に入ってからですね。子供の頃から占いに興味があり、昨年から数秘術という占術を学んでいます。

弟子入りする方もいれば、独学で学ぶ方もいますね。他にも、占いの館に所属したり、最近ではYouTubeやInstagramをベースに活動されている方も多いです。占い師になる方法は様々ですね。

全然占いについて詳しくないのですが、もっと統計学に近いものをイメージしていました。

たしかに占いは統計学に近い側面もありますが、「統計学です」と言い切るのは少し違うと思っていて。私にとって占いは「答え合わせ」だと思っています。

私が主に使っている「多次元数秘術」という占術は、生年月日や名前などから導き出された20項目以上の数字を読み解き、性格や宿命などを知ることができます。
他にも、星座占いで知られる占星術などがあり、占星術では「ホロスコープ」と呼ばれる天体の配置を表した図表を元に占います。個人を占うときは、生まれた瞬間のホロスコープを元に、生まれてきた人の使命や運勢などを読み解くんです。

動物占いも同様の占い方をしているのでしょうか。

そうですね。動物占いは、「四柱推命」という占術が元になっていて、人の一生を12段階で表す「十二運星」を動物に当てはめているもののようです。

なるほど。よくテレビや雑誌などの占いで、ラッキーアイテムの発表を見かけます。これはどのように決められているのか、もしご存知であれば教えてください。

占い師によってラッキーアイテムの決め方は異なります。それこそ、タロットカードなどを引いたり、インスピレーションで降りてきたものを伝える方もいれば、現在のホロスコープを参考に決めている方もいらっしゃるようです。例えば、ある大御所の占い師さんは、幸運を司る星といわれている木星が、各星座とどのような位置関係にあるのかでラッキーアイテムを決めているとおっしゃっていました。

そうなんですね。朝のニュースで「今日のラッキーアイテムは、ステーキです」と耳にしたことがあるのですが「朝からステーキを食べるのは厳しいな。夜だったら、遅いのだろうか」と思ってしまって（笑）。

絶対ムリなラッキーアイテムもたまにありますよね（笑）。そういう時は、背景を想像してみると面白いかもしれないですね。例えば「今日のラッキーアイテムはステーキ」と言われた日は、地に足をつけた方が良かったり、体力をつけた方が良かったりと、何らかの要素を補うためなのかもしれません。でも、この理由を12星座分解説していたら、放送時間が足りなくなってしまいますもんね（笑）

占いを学んでいくと、そこまでわかるようになりますよ。面白いでしょ、占いって。

何か占ってほしいことはありますか？

仕事運について、ぜひお聞きしたいです。

わかりました。
まず「クリエイティブな人」と出ていますね。
もう一つの大きな要素として、「開拓者」というのも出ています。

そうなんですね。もともと私はWebデザイナーでした。それこそ、何かクリエイティブなものづくりをしたくて。Webに関することであれば何でもやっていたので、確かにあたっていますね。
開拓者とは、具体的にどういったことですか？

新しいことを始める人、旗振り役になることです。

旗振り役に向いているとはあまり思っていませんが、新しいことにチャレンジすることはあまり抵抗がないかもしれません。

まだ開拓者の力を使えていないのかもしれませんね。
あとは、来年ごろから運気が変わります。今までは、どちらかというと自分を抑えて、人の意見を聞いたり、全体を見たりするなど周りのために取り組むことが多かったかもしれませんが、来年からは「クリエイティブ」がテーマの一つに入ってきます。会社やプライベートなどでも構わないので、何か新しい活動に挑戦されると良いかもしれません。

多次元数秘術は20項目以上の数字を読み解くのですが、杉山さんは「3」がすごく多いですね。

「3」は、何を意味するものですか？

「3」を持つ人は、創造力豊かなクリエイターです。朗らかで、子供みたいに無邪気に楽しめる、ノリの良いエネルギーを持っています。他にも、人と関わったり、楽しませることが好きですね。美意識の高い人であることも印象的です。

もともとWebデザイナーとお聞きしてとても納得したのですが、やはりセンスを活かして優れたクリエイティブを生み出すことは、ご自身の使命や役割の一つなのかなと思います。他にも、ディレクションなどの仕事にも応用可能ですね。

占いの結果にはいろいろな背景があるのですが、結果だけ伝えられるとなんとなく不思議な気持ちになりますよね。

そうですね。なぜこういう結果になったのか、とても気になります。

弟子入りしますか？杉山さんは数秘的に見ても向いていると思いますよ（笑）。

私の占いセッションは、数秘術に基づいて「もともと持っているあなたの性質はこうですよ」とか「運気の変わり目はこの時期ですよ」というのをお伝えすることはもちろん、お話を伺いながら、実際にどのようにそれらを活かしていけるかを一緒に考えていきます。

しかし、実際に未来をどのように創っていくかは、クライアントさんにしか決められません。私はセッションや商品を通して、狭まった視野を広げるお手伝いや、ためらう背中を押すなどのサポートをしていきたいと思っています。